昆虫というのは、よくもまあ、こんなに多様性に富んで発達したものだと、感心するときがある。
この頃、よい天気が続くせいか、戸外では虫が多く活動しているようで、家の中にも入り込んでくるものがある。大した虫ではないのだが、カメムシだけは別だ。ご存知の、あの悪臭はたまらない。うっかり、刺激するとなかなか取れない悪臭に悩まされることになるからだ。そいつが大量に発生しているようだ。
よく晴れた日に洗濯物を取り込むと、こいつがいっしょにくっついてくることが、間々ある。今夜は、風呂上りに下着をはこうとしたら、何やらうごめくものがあった。見まごうことなく例のカメムシである。あまり活動的ではなかったので、ティッシュでくるんで外に放ってお引き取り願ったが、危うく、異臭男になるところだった(笑)。
昆虫類は、あらゆる方向に特化している。飛ぶやつ、早く走るやつ、棘のあるやつ、毒を出すやつ、噛むやつ、刺すやつ、そして、匂いを出すやつ。ありとあらゆる可能性を埋め尽くすように、独自の創意工夫、武装を施している。加えて、小さいことが、人間にとってはやっかいなことになっている。カメムシは、穏やかな方だが、匂いはやっかいだ。敬遠する他はない。
カメムシ。英語では、stink bug(leaf bugなどとも)。匂いも嫌だが、形も人を馬鹿にしているようで嫌だ。面倒なやつだ。